弾性波素子技術コンソーシアム 新学校シリーズ

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弾性波素子技術 夏の学校

 

主 催 弾性波素子技術コンソーシアム

 

この学校シリーズは、弾性波素子技術第150委員会の主催で主に弾性波素子技術に関わるエンジニア向けに理論と理論の実践を教える1日集中講義としてはじまり、20209月に設立された弾性波素子技術研究コンソーシアムがそれを引き継いでいます。

学校シリーズでは、毎回、講義する話題を絞り(概論に終わらず)、基礎から専門的な内容までを含めるようにし、受講者の多くが「やや難しい〜丁度よい」と感じる難度を目指しています。一方、初学者向けには導入セッションを設け、主に基本概念や学習ポイントを整理し、一部、復習も行います。さらに、講義終了後のフォローアップセッションでは、講師陣ができるだけやさしく質問に答えます。

今回の講師は、山本泰司氏(山本エイデック)と大橋雄二准教授(東北大学)です。山本さんからは、約40年間に渡るご経験を踏まえ、私達の弾性波素子技術がどのように発展してきたのかという技術の系譜、およびそれを踏まえたSAWデバイスの物理や理論を解説してもらいます。大橋先生からは、超音波顕微鏡の原理、それを用いて圧電材料の材料定数を決定するための理論、この方法論の適用例などを講義してもらいます。多くのデバイスメーカーでは、設計、材料開発、プロセス開発、テストなどが分業化されていると思いますが、エンジニアとして一段高いレベルを目指すには、自らの担当以外の技術を知ることが必要です。これらの講義を聴講することで、日々の業務をより実りあるものにして頂ければと思います。(世話人:田中秀治=東北大学)

 

アンケート

 

日 時 2023929日(金) 10:0017:30

会 場 ZoomまたはTeams

※接続先と参加パスワードは参加登録者にお知らせします。

受講料 コンソーシアム委員           無料

コンソーシアム会員企業に所属する方   無料

学生                  無料

大学・公的機関に所属する学生以外の方  5,000/

その他                 50,000/

内 容

10:0010:50 導入セッション 講義資料

講師 田中 秀治(東北大学)

講義を概観して学習のポイントを整理するとともに、初学者や初級者にとってわかりにくい概念などの導入や復習を行う。

10:5011:00 休憩

11:0012:00 SAWフィルタ・レゾネータ技術の40年間の変遷(前半) 講義資料

講師 山本 泰司(山本エイデック)

25歳でNECに入社してSAWデバイスのエンジニアとしてキャリアを開始し、6年前に日本電波工業を定年退職し、その後、SAWデバイスのコンサルティング会社を立ち上げ、SAWに携わって40年が経過した。入社当時はちょうど日本のSAWデバイス産業の黎明期であり、それ以来、数々の技術の変遷を目の当たりにしてきた。本講義では、40年間でSAWデバイス産業に何が起こり、どのようにSAWフィルタ・レゾネータの技術が変化してきたのか、俯瞰的に技術の変遷を解説する。若い技術者研究者にとって温故知新となり、さらなるSAWデバイス産業の発展に繋がることを本講義の眼目としている。

12:0013:00 昼休み

13:0014:00 SAWフィルタ・レゾネータ技術の40年間の変遷(後半)

講師 山本 泰司(山本エイデック)

14:0014:10 休憩

14:1015:10 超音波顕微鏡を用いた計測の基礎と材料評価への応用(前半) 講義資料

講師 大橋 雄二(東北大学)

SAWデバイスやBAWデバイスを構成する圧電材料や薄膜材料の弾性特性はデバイス性能を大きく左右するため、それら弾性特性を精密に評価・把握することは高性能デバイスを実現する上で重要である。本講義では、超音波顕微鏡を用いた材料の弾性特性評価について、測定原理から材料定数(弾性定数、圧電定数等)の決定方法までを説明し、それらの基礎を踏まえてバルク基板材料や薄膜材料の評価への応用について解説する。

15:1015:20 休憩

15:2016:20 超音波顕微鏡を用いた計測の基礎と材料評価への応用(後半)

講師 大橋 雄二(東北大学)

16:2016:30 休憩

16:3017:30 フォローアップセッション

司会 田中 秀治(東北大学)

申込法

2023922日(金)までに、弾性波素子技術研究コンソーシアムの会員がいる企業や研究室からは、委員が受講者を取りまとめてお申込み下さい。それ以外の企業や研究室からは、代表者が参加者を取りまとめてお申込み下さい。事務局が混乱しますので、参加者各位からのお申込みや問合せはお控え下さい。お申込みにあたっては、参加者の氏名、所属、および電子メールアドレスをExcelファイル(任意形式)にまとめて、以下の問合先にお送り下さい。オンライン開催では、講師にはどのような方が受講されているのかわかりませんので、頂いた情報をもとに受講者名簿を作成して講師に配布します。氏名と所属に加えて任意で業務内容と経験年数を記入頂けますと、質疑の際の助けになるかもしれません。

受講料は指定口座にお振込み頂きますが、詳細は事務局から申込者にご連絡します。また、講義資料は電子ファイルで配布します。申込締切後に本ページに講義資料へのリンクを用意しますので、そこからダウンロードして下さい。電子ファイルを開くためのパスワードは、各参加登録者に電子メールでお知らせします。

問合先

東北大学 大学院工学研究科 ロボティクス専攻 田中()研究室

相原 友子(弾性波素子技術コンソーシアム事務局)

Tel: 022-795-6934

E-mail: [email protected]

 

田中(秀)研究室ウェブサイト